6つのこだわり
DACシステムを導入し、医療器具はもちろん、タービン・エンジンまで滅菌しています。衛生管理に配慮していますので安心して治療を受けていただけます。
当院では、患者さまお一人ずつ診療するごとに、診療器具を滅菌済みのものに取り換えています。診療器具やあらゆる道具の消毒・滅菌に非常に気を使っています。ほとんどの器具類は「オートクレーブ」という高圧蒸気滅菌器を用いて滅菌し、密封パックした状態で保管し、診療の直前に開封しています。
さらにエプロンやコップなどは患者さまお一人ずつディスポーザブル(使い捨て)のものを使用し、常に新品を使用していただいています。どうぞ安心してご来院ください。
このオートクレーブは、多くの医療機関で日常的に用いられています。抜歯などの外科処置を行なう際の道具は当然ながらすべて滅菌済みです。
当院の衛生管理の徹底はさらに厳しく、通常の診療に使用する「ミラー」などの基本器具に至るまですべてを滅菌処理して使用しています。
エプロンやコップなどは患者さまお一人ずつディスポーザブル(使い捨て)のものを使用し、常に新品を使用していただいています。
タービン・エンジンの滅菌について当院では、歯や補綴物(被せものや入れ歯など)を削るタービンやエンジンと呼ばれる器具も、患者さまごとに滅菌したものを使用しています。そのために導入しているのがシロナ社のDACシステムという滅菌器です。
タービンやエンジンは、歯などを削るバーを高速回転させる機械で、歯科医院では欠かせない道具です。
軸が少しでもぶれたりすると使い物にならなくなるほど、非常に繊細なものです。もちろん通常の高圧蒸気滅菌器でも滅菌は可能ですが、機械の寿命がすぐ縮まってしまうという欠点があります。
しかもこのタービン・エンジンは、滅菌のほかにも「注油したうえで空回しする」という別のメインテナンスも毎度必要で、とても手がかかるのです。タービンやエンジンを「寿命が短い消耗品」と割り切ることができれば話は簡単なのですが、実はこれら医療機器の一つひとつが非常に高価であるため、そう簡単に割り切れるものではありません。
しかし当院は「患者さまごとにきちんと清潔な器具を使い、衛生管理を徹底したい」ということにこだわり続け、タービン・エンジンの寿命を縮めずに滅菌するには何を導入するか、ということをずっと検討してきました。
その結果、たどり着いたのがこのDACシステムです。滅菌の仕組みは高圧蒸気滅菌なのですが、この機械のすごいところは洗浄→注油・空回し→滅菌→乾燥という工程をすべて全自動で行なってくれることです。
注油・空回しを人の手で行なった時の「ムラ」や、滅菌後の乾燥過程でタービン・エンジンの寿命が縮まるといわれているため、これが全自動で適切に行われることで、長持ちすることになるのです。
当院では、患者さまに「予約して来院しているのに、診療まで長時間待たされる」ということがないよう予約時間の調整に気を配り、患者さまの貴重なお時間を無駄にしないために「お待たせしない予約システム」を整えています。
実際に当院では、予約時間から10分以上お待たせすることは滅多にありません。 その正確性を実現するために、スタッフ全員が下記3点を徹底しています。
① 10分単位で予定処置時間を決め、その通りの時間を予約枠として確保すること
② 患者さまの予約を入れたら、決して重ねて予約を取らないこと
③ インカムを導入し、患者さまの来院状況をスタッフ全員に周知すること
逆をいえば、予約しているのに患者さまをお待たせしてしまう場合、上記3点がおろそかになっていると考えられます。例えば、丁寧に行なったら30分はかかる処置なのに、予約枠を15分しか抑えていなかったり、診療台は2台しかないのに3人予約を入れたり…。
しかし、これにはクリニック側にも事情もあります。それは「患者さまのキャンセル・遅刻などで予約に穴が開いても、その時間が無駄にならないように予約を詰め込んでいるから」です。
保険診療では、急なキャンセル・遅刻に対してキャンセル料をいただくことができません。
そのため、空いてしまった穴を補てんするために、やむを得ず予約を多めに詰め込んでいるのです。
もちろん、当院でも患者さまの遅刻・キャンセルは起こります。患者さまのご都合や致し方ない事情もあるかと思います。
しかし、当院ではそれでも予約時間通りにきちんと来院してくださっている患者さまを大切にしたい、という考えの下、空いてしまった穴を補てんすることなく、あくまできちんと時間通り診療ができる体制を整えております。
その分、通院される皆さまに、以下の事項についてご協力いただいております。
- 予約の変更・キャンセル・遅刻をされる際は、ご予定がわかった時点でご連絡ください。早ければ早いほど、当院としては助かります。
- 無断キャンセル・無断遅刻を複数回繰り返す患者さまは、ほかの患者さまのご迷惑となるため、その後の予約をお断りする場合がございます。ご了承ください。
- 予約の方優先で診療していますので、予約外で来院される患者さまはお待ちいただくことがございます。
もちろん、ご予約の変更、キャンセル、遅刻をされる場合は対応いたしますので、ご予定の判明した時点でご連絡ください。
おかげさまで当院では、来院された皆さまから「いつも時間通りで診療が始まるので、すごく助かる!」とのお声をいただいております。
当院は、患者さまのお口を拝見するスタッフは全員「歯科医師」または「歯科衛生士」の国家資格を持っています。さらに専門資格を持つ複数のドクターや歯科衛生士が携わることで、より高度な医療を目指しています。
しかし、それぞれのスタッフが持つ資格の内容についてはあまり詳しくは知られていないと思います。特に混同されているのが、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手の3つの資格についてです。
歯科医院に必ず最低1人は在籍しており、「歯の治療」を行なうことができる国家資格です。
歯科衛生士定められた「歯科医療行為」を行なうことができる国家資格です。
主な業務は「歯科診療補助」「歯科予防処置」「歯科保健指導」の3つで、例えば歯石除去や口内クリーニング、ブラッシング指導などを担当します。ただし「治療」を行なうことはできません。歯科の専門教育を受けた、歯科医院には欠かせない存在です。
こちらは国家資格ではありません。民間資格がいくつかありますが、厳密には資格は必要ではありません。クリニック内の受付・事務業務など、医療行為外の業務を行ないます。しかし、歯科衛生士の不足により、以前より歯科衛生士業務を行なう歯科助手の存在が問題視されています。
一般的に歯科衛生士と歯科助手の違いがよくわからない方は多いのではないでしょうか。当院では、患者さまのお口を拝見するスタッフは全員「歯科医師」または「歯科衛生士」の国家資格を持っています。
そして受付・保育士も含め、スタッフ全員が資格を明記したネームプレートを付けています。
当院は、患者さまが今お困りの症状を解決した後も、再発を防止し、より健康なお口の状態を保てるよう「予防・管理を大切にした治療」を行なっています。歯を失う原因の第1位と言われる歯周病を予防するには、ご自身でのホームケアも重要ですが、間違った歯磨き方法を長年続けてしまうと、予防の効果が十分に発揮されません。
また、一度歯に歯石が沈着してしまうと、歯ブラシでは取れず、ホームケアだけでは対処できなくなります。そのため、歯科医院でのクリーニングが歯周病の予防・管理のために必要となってきます。
治療法のご提案
ただ「虫歯を削って詰めて終わり」ではなく、カウンセリングを重視した診療を行なっています。治療の前に、まずは患者さまのお話をじっくり伺い、患者さまが気付かない部分にもトラブルの原因がないか見極め、お口全体をとらえた診療をします。そのうえで、お一人おひとりに合わせた治療法や予防法をご提案していきたいと考えています。
「痛くなってから治療する」のではなく「悪くならないように予防する」ことを第一に考えた、お子さまも安心できる「痛みの少ない優しい治療」の実現を目指しています。
「歯が痛くなってから歯科医院に行く」という考え方は、もう昔の話。「痛くなくても、歯の健康のために歯科医院に行く」という意識で、ぜひご来院ください。
また、そうした治療を行なうことが、患者さまが生涯にわたってかかる治療費を安く抑えることにもつながります。